ドローンは現在、レジャー目的から建設・土木、人命救助まで、幅広いエリアで利用が進んでいます。一般ユーザー向けドローンも、1万円程度で購入可能な格安トイドローンから、数十万円は下らない高性能のハイエンド機種までさまざま。以前よりは格段に手に入りやすくなったことは確かですから、ドローンの購入をお考えの方も多いと思います。
現在、ドローンは専門店やネット通販で購入することができますが、同じモデルでも値段に少し差がある場合があります。ネット通販のほうが値段を安く設定していることが多いのですが、そこにはちょっとした落とし穴がある可能性も否定できませんので注意が必要です。ここからは、その通販でドローンを購入する際のチェックポイントについてご紹介していきます。
●ドローン販売ショップの選び方
初めてドローンを購入する場合は、専門のショップでスタッフの話を聞いたり、実物に触れたりしたいもの。しかし、専門のショップがお住まいの近くにはないこともありますので、やはりそうなるとネット通販を利用することになります。最近はドローン専門ショップの多くがウェブモールなどに出店しているので、ショップ選びを間違えなければ、後々になって悔やむことはないでしょう。ショップ選びのポイントを2つ挙げてみます。
●正規販売店・特約販売店
ドローンは、メーカーの正規販売店や特約販売店で購入しましょう。ドローンは、空を飛ぶための機構と共に、高品質のカメラなどが備えられている精密機械です。メーカーの正規販売店で購入すれば、アフターサービスの心配がありません。ウェブモールやオークションサイトでは、まれに国内正規販売モデルではなく、並行輸入されたモデルが販売されていることがありますが、並行輸入モデルは、日本の正規ディーラーに持ち込んでも日本で提供されているアフターサービスは適応されません。
アフターサービスには、修理やメンテナンス以外にも、たとえば操縦講習会などの機会も含まれます。こうしたサービスは、正規の販売店でしか受けられないでしょう。ドローンは価格の安さだけではなく、アフターサービスの充実度合いで選びましょう。
●価格を比較する
価格はすべてではありませんが、正規販売店であっても、セールなどの際にメーカーの販売価格と合わせるのを忘れている場合があり、このタイミングで購入してしまうと少々損してしまいます。また、セールの際は、特別なおまけが付くこともありますので、特にセールの時期は、価格やおまけの有無を比較するようにしましょう。
●ドローンを購入する際のチェックポイント
続いては、ショップという観点ではなく、ドローン自体を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。
技適マーク付きドローンを飛ばす場合、さまざまな関連法規やルールを守らなければなりません。技適マークは、正式には「技術基準適合証明等のマーク」と呼ばれるもので、無線送信機を使用するドローンは、法律に適合していることを証明するこのマークが付いているものでないと、そもそも日本で飛ばすことができません。特に格安のドローンには、この技適マークがない製品も出回っているので注意が必要です。
200グラム以上か未満かドローンは、その重さにより航空法における扱いが異なります。その境界となる重さは200グラム。バッテリーと本体の重さが200グラム未満のドローンは、航空法における無人航空機からは外れるので、かなり自由に飛行させることが可能になります。練習目的などで購入する場合は、重量200グラム未満のドローンを購入するといいでしょう。ちなみに航空法における無人飛行機に該当しなくても、守らなければならない法規はありますので、その点については飛行前に必ず確認してください。
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